藤井風

藤井風「まつり」の歌詞の意味は?込められた想いを考察してみた

藤井風「まつり」の歌詞の意味は?込められた想いを考察してみた

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藤井風さんが2022年3月にリリースした2ndアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』に収録されている楽曲「まつり」。

和の雰囲気が漂う藤井風さんらしい、オリエンタルな雰囲気漂う素敵な楽曲で、歌詞の意味を深堀りして考察したくなりますね!

そこでこの記事では

  • 「まつり」の歌詞の意味は?
  • 歌詞にはどんな想い込められているか?

以上のことについて解説していきます!

藤井風「まつり」はどんな曲?

「まつり」は2022年3月23日に発売された、

藤井風さんの2ndアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』の収録曲です。

和と洋をミックスしたような曲調になっています。

はんなりとしたピアノや、篠笛などの音色が美しく和の雰囲気が漂いますが、リズムは流行りのヒップホップのビートを取り入れています。

新しさも古さも感じられる、独特な雰囲気を纏った作品です。

MVが制作され、アルバムリリース前にYouTube上に公開され、急上昇ランキングに入るほどのリリース前から人気のある楽曲でした。

MVの映像は綺麗で見入ってしまいます。

この曲について、藤井風さんは「第二のデビュー曲といってもいいくらい、自分にとって大切なお祝いソング」と語っています。

アルバム『LOVE ALL SERVE ALL』の最後に取り掛かった楽曲であり、藤井風が“今できること”を全て詰め込んだとのこと。

「まつり」が藤井風さんにとって特別な1曲である事が分かります。

一体何が歌われているのか、歌詞の意味が気になりますね。

まつりの歌詞をチェック

以下が「まつり」の歌詞です。

愛しか感じたくもない
もう何の分け隔てもない
まとめてかかってきなさい
今なら全て受け止めるから

で、一体何がほしいわけ
誰に勝ちたいわけ
なかなか気づけんよね
何もかも既に持ってるのにね

花祭り 夏祭り
何でも好きに選びな
あなたの心の中咲かせな(えいっ)
秋祭り 冬休み
その閉じた心 今こじ開けな
あっけーな
ラッセーラ

祭り 祭り
毎日愛しき何かの
祭り 祭り
あれもこれもが大当たり
比べるものは何もない
勝ちや負けとか一切ない
ない ない

何も知ったこっちゃない
好きにしてください
何も知ったこっちゃない
好きにしてください

僕が激しく泣いたせいで
君が派手に笑ったせいで
夏の暑さ身体を焦がして
冬の厳しさ骨身に沁みた

真っ平らに生きられたら
真っ直ぐにそこへ行けたかな
っしゃ今なら遅くはねーから
っしゃ っしゃ っしゃ っしゃ

花祭り 夏祭り
生まれゆくもの死にゆくもの
全てが同時の出来事
秋祭り 冬休み
みな抱きしめたら踊りなさいな

祭り 祭り
毎日愛しき何かの
祭り 祭り
あれもこれもが有り難し
苦しむことは何もない
肩落とすこた一切ない
ない ない

祭り 祭り
毎日愛しき何かの
祭り 祭り
あれもこれもが有り難し
苦しむことは何もない
肩落とすこた一切ない
ない ない

何も知ったこっちゃない
好きにしてください
何も知ったこっちゃない

何にせよめでたい

歌/作詞/作曲:藤井風

 

それでは、これから歌詞を深堀りしていこうと思います!

まつりの歌詞の意味を考察

 祭りといえば夏祭りを連想し、男女の恋愛模様を歌っている曲が多いですよね。

藤井風さんの「まつり」もやはり恋愛について歌っているのでしょうか?

この曲には、すべてのものを受け入れ大切にし、
日々あらゆるものを愛でながら生きようというメッセージが込められています!

愛しか感じたくもない

もう何の分け隔てもない

まとめてかかってきなさい

今なら全て受け止めるから

≪まつり 歌詞より抜粋≫

この「まつり」が収録されているアルバム「LOVE ALL SERVE ALL」には“全てを愛し、 全てに仕えよ”という意味があります。

冒頭部分の歌詞にはこのアルバムの精神が込められていて、嫉妬や妬みなどを捨ててすべてを愛そうというメッセージが歌われています。

「まつり」を聞いてると前向きな気持ちになれますね。

花祭り 夏祭り

何でも好きに選びな

あなたの心の中咲かせな(えいっ)

秋祭り 冬休み

その閉じた心 今こじ開けな

あっけーな

ラッセーラ

≪まつり 歌詞より抜粋≫

韻がたくさん踏まれていて、グルーブ感のある歌詞になっています。

このほかの部分も韻だけでなく掛け声が繰り返されていたり、言葉選びが上手ですね。

「あなたの心の中咲かせな」というフレーズの「あなた」は誰なのでしょうか?

この曲「まつり」歌われている「愛」は「あらゆるものへの愛」なので、恋人同士の恋愛を描くただのラブソングではない事が冒頭で分かりましたね。

「あなた」はおそらく、この曲を聞いている人たちのことをさしているのではないでしょうか。

祭り 祭り

毎日愛しき何かの

祭り 祭り

あれもこれもが大当たり

比べるものは何もない

勝ちや負けとか一切ない

ない ない

 

何も知ったこっちゃない

好きにしてください

何も知ったこっちゃない

好きにしてください

≪まつり 歌詞より抜粋≫

周りを気にせず、自由に生きればいい、そう藤井風さんにエールを送られている気がします。

「知ったこっちゃない、好きにしてください」は英語だと以下のように訳されています。

I really couldn’t care less

Let me do whatever you want me to do

<誰が何を言おうと何したって構わないんだよ、なんでも好きなようにしてください>

「何を望んでも、あなたの思っていることは全部正解なんだよ」と全肯定されているようで、自信が沸いてきます。

堂々と自信を持って、自由に表現し続けることを体現している藤井風さんだからこそ書けた歌詞で、とても説得力がありますね。

僕が激しく泣いたせいで

君が派手に笑ったせいで

夏の暑さ身体を焦がして

冬の厳しさ骨身に沁みた

≪まつり 歌詞より抜粋≫

ここで出てくる「僕」と「君」の関係性が気になりますね。

ただの恋愛模様ではないと思いますが、どのような関係性があるのでしょうか?

おそらく「君」というのは、日々自分の周りにいる人々ではないかと思います。

周りの人と感情を分け合うことって生きてることを強く実感できる経験ですよね。

この描写は、生きる素晴らしさを伝えようとしていると解釈できます。

真っ平らに生きられたら

真っ直ぐにそこへ行けたかな

っしゃ今なら遅くはねーから

っしゃ っしゃ っしゃしっゃ

≪まつり 歌詞より抜粋≫

「真っ平らに生きられたら」とは山あり谷ありがない人生のことでしょうか?

「真っ平らに生きられたら」の意味がわからなかったので、英訳を調べてみました。

If I could keep myself calm no matter wha:平穏な気分でいられたら

だそうです。

「そこ」=すべてのものを愛でながら生きる境地 を指しているのでしょう。

平穏な気分でいられたら

真っ直ぐに「すべてのものを愛でながら生きる境地」へ行けたかな

今からだって遅くないよね

という解釈ができます。

いつも卑屈になっている人や、今まで自分に自信が持てなかった人にも希望を与えてくれる歌詞ですね。

花祭り 夏祭り

生まれゆくもの死にゆくもの

全てが同時の出来事

秋祭り 冬休み

みな抱きしめたら踊りなさいな

≪まつり 歌詞より抜粋≫

ここでは四季にまつわるお祭りが表現されていますね。

すべて日本古来の神様に感謝して祀るというイベントです。

世界で活躍している藤井風さんなので、海外に日本の精神を発信しようとしたのでしょうか?

八百万の神は森羅万象に神を感じる日本古来の考え方ですが、この曲の「すべてを愛そう」というメッセージに反映されていると感じました。

祭り 祭り

毎日愛しき何かの

祭り 祭り

あれもこれもが有り難し

苦しむことは何もない

肩落とすこた一切ない

ない ない

 

何にせよめでたい

≪まつり 歌詞より抜粋≫

「めでたい」って普段何気なく使う言葉ですが、漢字に変換すると「愛でたい」なんですね。

この曲の象徴である「愛」と日本らしい「まつり」の掛け声、「めでたい」で締めくくるなんて藤井風さんのセンスに脱帽です。

最後のフレーズは、愛を持ってすべてのものに接すること、感謝の気持ちを忘れずに、毎日お祭りのように何かを愛でながら生きよう。というメッセージで締め括られています。

あなたは生きているだけで素晴らしい。

自由に生きたいように生きていいんだよ。

曲全体を通して、そんなメッセージが歌われています。

自信を持って日々生きていこうとエネルギーをもらえる素敵な楽曲ですね。

まとめ

ということで、この記事では、

  • 「まつり」の歌詞の意味は?
  • 歌詞にはどんな想い込められているか?

以上のことについて解説してきました!

Q.「まつり」の歌詞の意味は?

→すべてのものを受け入れ大切にし日々あらゆるものを愛でながら生きようというメッセージの解釈ができました。

Q.歌詞にはどんな思いが込められているか?

→あなたは生きているだけで素晴らしい。自由に生きたいように生きていいんだよ。というメッセージが歌われています。

是非歌詞の意味を確かめながら、改めて藤井風さんの「まつり」を聞いてみてください。

生きる活力をもらえるかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!