卒業式に振袖はおかしい？着る時のマナーや注意点について

「卒業式に振袖を着ると浮くのかな？」

「成人式と大学の卒業式で、同じ振袖を着るのはタブー?」

そのように悩まれたことはありませんか？

卒業式と言えば、人生の節目となる大切な式典です。

多くの人が着物や袴など、日常では身に付けない服装をするからこそ、様々なことが心配になりますよね。

ましてやそれが人生で何度もない卒業式だとなおさらです。

そこでこの記事では、

ということについて解説していきます。

卒業式での振袖や袴に対する不安や疑問を解消し、ハレの日を気持ちよく迎えましょう。

卒業式に振袖を着ることはおかしい？

大学の卒業式と言えば、一般的に着物ですよね。

その中でも袴を履いている人が多い印象ですが、振袖ではダメなんでしょうか。

いいえ、そのようなことはありません！

なぜならば、振袖は未婚女性にとって、最も各式の高い正礼装になるからです。

一方で、袴は履かれるようになった明治時代において、女性の学ぶ姿勢を表す象徴でした。

その当時の時代背景を受け継ぎ、また大正時代を舞台にした漫画の影響もあり、現在も女性の卒業式には袴が履く方が多く見られます。

ですので、振袖の方が格式の高い場で身につける着物としての歴史は長いと言えます。

また、振袖には大振袖、中振袖、小振袖があります。

卒業式のレンタルですと中振袖や小振袖のことが多く、振袖に袴を合わせる場合も同様に中振袖や小振袖が多いようです。

袴に合わせる着物として振袖の種類に特に決まりはありませんので、お好みで選ぶと良いでしょう。

しかし、あまり着慣れない和装だと、身のこなしに不安が出てきますよね。

マナーや注意すべきことはなんなのか？なかなか思いつきません。

そこで、次項から詳しく見ていきましょう。

卒業式に振袖を着たときのマナーや注意点

大学などの卒業式で振袖を着た際に、マナーやタブーはあるのでしょうか。

普段身に付けている洋服と着物では、立ち振る舞いに気をつけないと、着崩れの原因になってしまうことがあります。

そうは言っても、具体的にどのようなことに気を付けたらいいのでしょうか。

そこで、この項目では、

• 歩き方
• 座り方
• 立ち方

について解説していきます。

歩き方

振袖や着物で歩く時は、歩幅を普段より小さめにすると裾が広がらず、美しい歩き姿になります。

ゆったりのんびりとした気持ちで歩くといいかもしれません。

顔を上げて胸を張り、背筋を伸ばすことも大切です。

座り方

椅子に座る際には、浅く座ることが大切です。

そうすることで後ろの帯が潰れません。

また、背中が丸まってしまうと前側がたるんでしまい格好がよくないので、背筋も忘れずに伸ばしましょう。

卒業式は座る時間が長いので、忍耐が必要かもしれませんね。

立ち方

着物の場合、立ち姿の美しさもとても大切です。

草履の時は足を閉じ少し内股に、ブーツの時には踵を揃え、片方を少し後ろにすると綺麗に見えます。

肩の力を抜き、上に引っ張られるようなイメージで背筋をまっすぐ伸ばすこともポイントです。

顔を上げて胸を張り、背筋をしっかり伸ばしましょう。

ということで、着物ですと様々なことに気をつけなければいけないですね。

なかなか普段とは異なる、身のこなしに苦戦しそうです。

ですが、卒業式という締めくくりの大切な場に相応しい姿勢で臨め、かつ場の雰囲気に華を添えることもできる良い機会とも言えます。

全てを確実に行うことは難しいので、まずはできそうなところから意識を向けてみるといいかもしれません。

次項では、成人式と卒業式の振袖は同じでいいのかということについて検証していきます。

成人式と卒業式の振袖は同じでもいい？

成人式と卒業式の振袖は同じでも大丈夫なのでしょうか？

袴とセットのレンタルだと、用意されているものは無地が多いので不安になりますよね。

問題は全くありません！

ただし、それぞれにメリットとデメリットがあります。

メリットとしては、成人式の振袖はレンタルの袴に組み合わせる着物に比べ、華やかなものが多いということがあります。

振袖の柄や形に特に決まりはないので、華やかなものもとても素敵ですよ。

また、振袖と袴の組み合わせでレンタルするより費用が抑えられる、ということも大きなメリットの1つです。

反対に、デメリットとしては着付けの際の持ち物が増えてしまうことが挙げられます。

また、中振袖の場合は動きの制限も多く、より気遣いが必要です。

卒業式後に友人たちと集まるような場があるなら、さらに大変かもしれません。

まとめ

ここまで、

などなど、卒業式で振袖を着ることはおかしいの？ということを検証してきました。

結論としては、全くおかしいことではありません。

大切な式典に華を添えることができ、素敵な思い出となることでしょう。

ですが、それぞれにメリット、デメリットがあることは事実です。

それぞれをしっかり見極め、悔いのない式になることを目指しましょう！

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